今回は、総合型選抜・学校推薦型選抜に利用できる可能性があるJICAのエッセイコンテストを紹介します。
総合型選抜・学校推薦型選抜という言葉を聞きなれない方もいらっしゃるかと思います。総合型選抜・学校推薦型選抜は、2021年度の入試より導入される制度で、2020年度までのAO入試と推薦入試のことです。旧名称と新名称は以下のように対応しています。
「AO入試」→「総合型選抜」
「推薦入試」→「学校推薦型選抜」
名称変更に伴い、募集要項も変更される可能性がありますので、総合型選抜・学校推薦型選抜での受験を希望されている場合には、各大学のウェブサイトを確認してみてください。
今回の記事において想定している読者の方は、
- 小論文を書くことが得意な中学生・高校生
- 社会問題について興味を持っている中学生・高校生
- 2021年度から大学入試制度が変更されることに不安を感じており、一般入試以外の入試形態での受験を検討している高校生・中学生及びその保護者の方
です。
国際協力に関するエッセイコンテストとは?
公式ウェブサイトによると、このコンテストの目的は、
次の世代を担う中学生・高校生を対象に、開発途上国の現状や開発途上国と日本との関係について理解を深め、国際社会の中で日本、そして自分たち一人ひとりがどのように行動すべきかを考えること
となっています。
毎年エッセイのテーマは変わります。2020年度のテーマは「世界とつながる自分-私たちが考えること、できること-」です。また、募集期間は、2020年6月7日~2020年9月11日です。
2020年5月28日時点で、2020年度についての詳細はまだ発表されていませんので、参考として2019年度の情報を以下に記載します。
<2019年度>
- エッセイのテーマ:「より良い世界の未来を目指して-私たちから始まる一歩-」
- 対象者:中学生・高校生
- 文字数:中学生は本文1,200字以内、高校生は本文1,600字以内です。
- 募集期間:2019年6月7日(金)~2019年9月11日(水)
このコンテストに応募する6つのメリット
- 総合型選抜に利用できる可能性がある。高校生新聞ONLINEに「東京大学・笹森宥穂さん 高校時代の挑戦 評価され今がある JICAエッセイコンテスト受賞者<PR>」という記事が掲載されています。この記事によると、笹森宥穂さんは、コンテストは最優秀賞を受賞した後に、副賞として1週間のベトナム海外研修にも参加し、そして、その海外派遣プログラムで考えたこと、その後リサーチしたことをアピールして東京大学の推薦入試に合格されたそうです。
- 最優秀賞・優秀賞を受賞した場合には、約1週間の海外研修に参加することができる。
- 小露文に取り組む過程で、開発途上国の現状や日本との関係について理解を深めることができる。
- 高校受験や大学受験で小論文を入試科目として使うことを考えている場合、小論文を書く練習をすることができ、また評価してもらえる。
- 過去の受賞作品を読むことができるため、どのような小論文が良い小論文なのかを知ることができる。過去の受賞作品が掲載されているウェブサイトはこちらです。
https://www.jica.go.jp/hiroba/program/apply/essay/past.html
- 小論文の書き方のポイントをまとめたサイトが無料で公開されている。そのサイトはこちらです。
http://www.koukouseishinbun.jp/category/special_JICAessay
このコンテストについて詳しく知りたい場合
詳細について知りたい方は以下のウェブサイトを見てください。
国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト | 国際協力について - JICA
JICA地球ひろば