【やりたいことが見つからない中高生向け】仕事の疑似体験1 編集者 

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キャリア教育
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中学生や高校生から「何をやりたいのかわからない。」という質問をよく受けます。働くこととの直接的な関連が見えにくい内容を学校で学んでいるのですから分からないのが普通だと思います。そこで、総合的な学習の時間を用いて生徒に働くことのイメージを抱かせることはできないかと考えました。浮かんだ1つのアイディアが、NHKが作成しているプロフェッショナル仕事の流儀を用いて、生徒に仕事を疑似体験させる方法でした。

今回は「プロフェッショナル 仕事の流儀 主婦のリアルがヒットを生む~雑誌編集長・今井朝子」の内容を参考に授業を行いました。授業時間は50分×2回を想定しています。

教育現場でYou Tubeに違法アップロードされている動画を使うわけにはいかないので、下記のNHKのサイトで動画を購入して使用しました。

プロフェッショナル 仕事の流儀 「主婦のリアルが、ヒットを生む~雑誌編集長・今尾朝子~」 −NHKオンデマンド
月額990円(税込)でNHKの名作見放題!井川遥が表紙を飾る売上ナンバー1女性誌。その編集長・今尾朝子に密着! 主婦の本音を見事に捉えた企画で、ヒットを連発。雑誌の世界を変えたと言われるその秘密を探る!

NHKオンデマンドで動画を購入することもできますが、NHK製作の動画以外も見たい場合には、U-Nextに加入後ポイントを利用してNHKオンデマンドを見るという方法もあります。

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本ページの情報は2019年7月時点のものです。
最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。

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第1回 編集者の仕事の様子を垣間見る

以下のワークシートを配布します。第1回の授業では大きく2つの内容を扱うことを生徒に伝えます。

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動画を見ながら感じたことを書く。

「主婦のリアルが、ヒットを生む ~雑誌編集長・今尾朝子」を見て、雑誌編集長という仕事に関して、楽しそうだと思ったこと、辛そうだと思ったこと、学んだことをそれぞれ3点書いてもらいます。

雑誌のタイトルを考えてみる。

生徒に自分が雑誌「VERY」の編集者になったと想像してもらいます。そして、動画の中で取り上げられていた新しい企画「働くママのマイルール」という特集に関して、自分だったらどんな特集タイトルをつけるかを考えてもらいます。生徒が自分なりのタイトルを考えついた後で、動画の中でプロの編集者が実際につけたタイトルを見てもらいます。そして、そのタイトルと自分のつけたタイトルとの違いを考察するよう指示します。

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第2回 身近なことをテーマに編集者を体験する

ワークシートは上述のものと同じものを使用します。今回はグループワーク形式で授業を進めていきます。

まずは個人で友達向けの特集記事を考える。

まず、雑誌の編集者になったと想像してもらいます。そして、まずは個人で○○中(生徒が所属している学校)の▲年生(生徒が所属している学年)向けに、A4で2ページの特集記事を作ることになったという設定をします。そして、生徒に、一人でも多くの生徒に読んでもらえそうな「特集のタイトル(30文字以外)」及び「特集の内容」を考えるよう促します。テーマは、誹謗中傷にならない内容であれば、学問・スポーツ・趣味等何でも構わないと伝えます。

グループで特集の内容を共有し比較する。

自分が考えた特集のタイトル及び特集の内容を他のメンバーに対して説明してもらいます。発表者以外のメンバーには、発表者が考えた特集のタイトルとその内容の説明を聞き、そしてそれらをワークシートの空欄にメモをするように促します。この作業は伝える力と聞く力を高めることを目的としています。

グループとしての特集のアイディアを確定する。

各メンバーのアイディアを踏まえて、グループとしての「特集のタイトル」及び「特集の内容」を決めるように指示をします。この場合、グループメンバーの中の誰かのアイディアをそのまま採用しても良いし、議論を踏まえて新しいアイディアが生まれたならばそのアイディアを採用してもよいと伝えます。

編集長の疑似体験をしてもらう。

各グループの代表に前に出てきてもらい、特集のタイトルと簡単な内容を黒板に書きながら説明をしてもらいます。全てのグループの発表が終わったら、各生徒に、雑誌の編集長として各グループから出された特集記事の中から1つだけ雑誌に掲載する記事を選ぶよう指示します。その際に、自分のグループからは選ばないようにまた選択理由も書くように指示します。この過程で判断力とその判断の正しさを説明する能力を養います。

授業の感想を書く。

雑誌編集者・編集長にどの程度興味を持ったか、今日の授業でどんなことを学んだのかをワークシートに記載してもらいます。

仕事の疑似体験シリーズ

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