女子生徒は数字が苦手って本当なの?

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INSEADという世界的に有名な経営大学院が、女性に関する誤った神話について以下のようにまとめています。

https://intheknow.insead.edu/article/7-deadly-myths-about-women-business?SiteId=DP_Social_&AdId=InTheKnow&marketingSource=DP&fbclid=IwAR0fVU_NQUsszV88QcSKwSmmTg-1I1GZqiqvm1wt5FDQN8MBE_ejcoOgG9U

その中で女性が数字に弱いという神話が扱われています。

There is nothing wrong with the female biology when it comes to math.

「数学に関していうと、生物学的にみて女性には何の問題もない、」(著者翻訳)

一方で、「女性は数学が苦手」―ステレオタイプの影響について考える―という内容の論文には、

日本を含み多くの国では算数・数学の成績と算数・数学に対する態度に性差が見られ,女子より男子の方が成績が高く,態度も好意的であることがうかがえよう。成績と態度の因果関係については明確ではないが,女子生徒が理系分野を進路の選択肢から除外する理由として,数学に対する低い関心や意欲があげられるのではないだろうか。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sjpr/60/1/60_49/_pdf

と記されています。そして、

数学と男性を結びつけるステレオタイプによって,女性や女の子が数学への関心や興味を失ったり数学のテストで成績を落としたりするという研究例を紹介してきた。

と書かれています。

以上のように、女性は数学は苦手ではないという分析もそうでない分析も存在するのが実情です。しかしながら、教員側が「女性は数学が苦手だ。」という先入観をもち、またそれを生徒に伝えてしまうことによって、本来は数学ができるはずの女子生徒の数学の能力を低下させてしまっている可能性があることを認識する必要はあると感じました。