良い教育を行うために学校教育では科学的な分析が必要なのでは?

教科指導

良い教育を行うために、全てに事象を科学的に分析することはできないけれども、科学的な分析を部分的に取り入れていった方がよいのではないでしょうか。

中等教育の現場に身を置き強く感じることは、科学的な分析に基づかない意思決定が非常に多いということです。経験値が高い先生の方が良い教育ができるという前提が、存在しているような気がします。この前提に基づくと、長く教員を経験をしている先生の意見が正しいということになってしまいます。たしかに、経験値がものをいう領域もあることは重々承知していますし、私自身も先輩の先生方から多くのことを学び、また経験値の高い先生方に助けられてきたことも事実です。

しかしながら、教育には科学的な分析が必要な分野も存在するはずです。残念ながら、この前提が存在することによって、データに基づいた論理的な議論をしにくくなっていると感じます。少しでも相手を否定するような意見を言ってしまえば、即座に人格批判ととらえられ議論が止まってしまう。相手を批判している訳ではなく、考え方の相違を述べているだけなのに、敵対視されてしまう。結果として、データや論理に基づく意思決定はできなくなってしまいます。もちろん、データや論理に基づく議論をできる先生もいらっしゃいますが、その割合は決して多くないように思えます。私は上述した現状に不安と危機感を感じています。