教員志望の大学生に民間企業の就活を強く薦める理由と実際にやるべきこと

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こんにちは、EduConです。私は民間企業を経験してから教員になったので、教職課程に在職している大学生の方から次の質問をよくいただきます。

大学生
大学生

教員志望なのですが、民間企業の就職活動をすべきか悩んでいます。

私からの答えは、

EduCon
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現時点で教員以外に全くなるつもりがなくても、就職活動をした方が良い!

ということです。

私自身は大学生のときに教員になりたい気持ちは0%でした。そのため民間企業に就職しました。就職した会社の人事の方によると採用倍率は200倍前後だったそうです。私が新卒で働いていた会社で体験したことを「激務で有名なコンサル業界で実体験した嘘のような本当の話」に物語風に書いていますので、ご興味がある方はぜひご一読ください。

しかし、民間企業で働いている際に「どうしても教員になりたい」と強く思うようになりました。そして、教員免許を取得し、その後私立校の教員になりました。

教員になってから、就職活動をしていたこと及び民間企業で働いていたことが、教員としての仕事に本当に役に立つと感じることが多々ありました。もちろん、民間企業を経験してから教員になることにはメリットもあればデメリットもあります。メリットとデメリットに関する客観的な考察に関しては、「民間企業で勤務してから教員になるメリットとデメリット」を読んでいただけるとありがたいです。

EduCon
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私自身は民間企業を経験してから教員になることに関してはメリットの方が圧倒的に大きいと思っていますので、今回はその思いを熱く語りたいと思います。

この記事を読むメリットがある方
  • 教員になりたいという思いがあるけど、民間企業の就活をすべきか悩んでいる大学生
  • 教職課程を履修中だけど、民間企業の就活にも興味がある大学生
  • 自分が教員に向いているのかどうかの判断ができないで悩んでいる大学生
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教員志望の大学生に就活を強く薦める4つの理由

進路指導の際の引き出しが増える

就活を進める1点目の理由は進路指導の際の引き出しが増えることです。これは、教員志望の大学生に就職活動を薦める最大の理由です。小学校・中学校・高等学校のいずれの校種に勤務するにせよ、教える児童と生徒の大半は将来民間企業に勤務します。

EduCon
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自分自身が就職活動を体験することは、将来教える子供たちが経験することを前もって体験できることを意味します。

大学生
大学生

さらにそのような経験を学校における教育に反映させることもできますよね?

EduCon
EduCon

その通りです!就職活動を経験することが、教員としての指導力の幅が広がることを意味していますよね。

大学生
大学生

生徒からの「先生は学校以外で働いたことがないのに、今学んでいることが将来の役に立つとなぜ言えるのですか?」のような質問にも対応できるようになりますよね?

EduCon
EduCon

もちろん100パーセント完璧にそのような質問に対応できるようになるわけではありませんが、少なくとも就活をしていない状態で教員になった場合よりは対応の幅が広がると思います。

大学生
大学生

エントリーシートを書く経験は生徒が志望理由書を書くときに役立ちますよね?

EduCon
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そうです!!100枚以上のエントリーシートを書いた経験が、生徒の志望理由書に関するアドバイスの際に役立ちました。何をどのようにアピールすれば良いかを的確に指摘できるようになりますよね!

自分が本当に教員になりたいのかを確認できる

就活を薦める2点目の理由は、消去法的に自分が本当に教員になりたいかを確認できることです。

大学生
大学生

私は教員になることしか考えていません。教育実習でその思いを確認しました。労働時間は以上に長かったですがやりがいを感じました。

EduCon
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もちろんその思いは大切にする必要があると思います。心配な点が2つあります。1つ目は、教員以外の仕事を経験していないのになぜ教員が自分に一番ふさわしい仕事なのか判断できるのかという点です。

大学生
大学生

自己分析も十分にしましたし、たとえ他の仕事が自分に合っているかもしれないとしても、早く教員をやってみたいです。

EduCon
EduCon

なるほど。その観点では教員が一番良いですね!

大学生
大学生

2つ目は何ですか?

EduCon
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2つ目はある程度長期で働かないとその長時間労働に本当に自分が耐えられるのかどうは判断ができないという点です。3週間ならば耐えられても3年は耐えられないかもしれません。教員の労働環境の改善のために多くの方が活動をしています。しかしながら、労働環境が改善されたとは言い難い状況ですし、2、3年で改善する可能性も低いです。

社会に出て働いた経験がない中で、大学生の時に自分がなりたい職業を決定することは至難の技です。「教員になりたい」と強く思っていたとしても、教員以外の仕事についてほとんど知らない中で、自分が教員を本当にやりたいのかどうか、そして教員に本当に向いているのかどうかを判断することは難しいです。教員以外の世界を垣間見て、その世界と教員の世界を比較することによって、教員になりたいという思いを確認できるはずです。

新卒の時の方が民間企業に就職しやすい

就活を薦める3点目の理由は、教員から民間企業に転職するよりも、新卒で民間企業に就職する場合の方が容易ということです。

以前と比較すれば、中途採用を積極的に入社できる企業も増えているものの、日本企業の採用活動の中心は新卒採用であるという点は依然変わっていません。

教員から民間企業に転職する難易度が高いのは、教員として培ってきたスキルが活用される民間企業はさほど多くないからです。もちろん、教科によっては学校での経験を直接的に活かせる場合があることは認めます。例えば、情報の先生であれば直接的に活用できるスキルがあると言えるかもしれません。それでも、IT企業の第一線で働いていた人と比較されてしまうとスキル的には劣るでしょう。このように、民間企業から教員に転職する難易度の方が、高いと感じています。

大学生の時に、自分が本当にやりたいことを見つけることが容易ではない以上、新卒で様々な企業を見て、もし気に入った企業があれば入社する方が賢明だと思います。

保護者の先生を見る目が変わるかもしれない

就活を薦める4点目の理由は、就活に成功し民間企業で働いてから教員になると保護者の先生を見る目が良い方向に変わる可能性があることです。

残念ながら、先生に対して「先生は社会で働いたことない」と批判する保護者の方は、一定数いらっしゃいます。Twitterで「先生は社会を知らないと批判される」というツイートを目にすることも多々あります。学校も社会の一部なのにも関わらず、そのような批判をする方はなくなりません。

私はこの批判は先生と言われる方がお客に頭を下げてお金を稼いだ経験が少ないことに起因すると考えています。厳密に考えれば、この批判は公立や国立の学校で働いている先生に対してしか該当しません。私立学校は、教育機関であると同時に営利組織の側面もあるからです。実際、私立学校、中でも生徒募集に苦労をしている私立学校の先生は、頭を下げて生徒を集めて学校が潰れないようにするという経験をしている方がいらっしゃいます。しかし、世の中の先生は、公立校に勤務されている先生の方が圧倒的に多いので、先生として一括りにされ、お客に頭を下げてお金を稼いだことがないと批判されます。こういう批判をしがちな保護者の方に出会った時に、「民間企業で働いていたのです」の一言は、批判をかわしかつ信頼を構築するための一歩になる可能性が高いです。

加えて、入社難易度が高いと知られている企業の出身者だとそれだけで一目置いてもらえる可能性があります。経歴を全く考慮せずに目の前にいる人を評価するのは非常に難しいことです。もしこれを読んでくれている大学生の方が、入社難易度が極めて高い企業で働いてから、教員になったとします。保護者の方も同じように就職活動をしています。自分が入社できなかった企業に、目の前の担任の先生がかつて勤務していたとしたら、その保護者の方はその先生をどのように評価するでしょうか。僻むことはあったとしても、能力面で馬鹿にすることはしないはずです。先生側が自分は大したことないと思っていても、相手が勝手に高評価をしてくれるのです。

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実際にやるべき2つのこと

教員採用試験の勉強を早期に開始する

読者の方が何年生かにもよりますがまずは教員採用試験の勉強をとにかく早く開始していつ教員採用試験を受けても合格できるようにしておきましょう。

私は小学校の教員採用試験は受験していないので、中学校もしくは高校の先生になることを目指している方を想定してやるべきことを優先度の高い順に書きます。

EduCon
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まずは、専門教養の勉強です。

専門教養の勉強
  • 自分の専門科目のみで良いので、高校受験及び大学受験における最難関校の入試問題を解いたときに、合格者最低点を超えるようにしていてください。高校受験なら筑駒や灘や渋幕、大学受験なら東大に合格できる学力を身につけておけば、教員採用試験に向けての不安はかなり軽減されるはずです。実際に一部の私立の中高一貫校の採用試験では、東大入試の過去問が使用されたことがあります。
  • 専門教養の勉強は、大学合格直後から開始し、上記の水準に到達することを目標に、学習量をある程度確保してください。目標到達後は、学力を維持できる必要最低限のレベルまで学習量を減らしてください。

私は実技教科が専門ではないのでそれについて、そちらの専門の方が書かれている記事をご覧ください。

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次は、教職教養の勉強です。

教職教養の勉強
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最後は、小論文の勉強です。

小論文の勉強
  • まずは、教員採用試験で求められる小論文の書き方と内容を把握します。つまり、どのような構成でどのような内容を書けば合格するのかを分析することです。教員採用試験 差がつく論文の書き方 2022年度のような小論文の対策本を一冊買って、それを丁寧に読み込めば十分だと思います。
  • あとは、大学のレポート課題を用いて、小論文そのものを書く力を伸ばしていきましょう。
  • 私は上記の対策だけである都道府県の教員採用試験の小論文試験に合格したので、これらの対策で十分かなと感じています。
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何よりも大切なことは、上記の3つの学習を大学2年の終了時までに実施しておくことです。そうすることで、教員採用試験にも民間企業の就職活動にも余裕を持って臨むことができるようなリます!

企業の情報収集とエントリーを効率よく進める。

まずは、多くの大学生が登録しているマイナビやリクナビ等の大手のサイトに登録をしましょう。大手のサイトに登録する目的は、幅広い企業の情報を収集するためです。いざある企業にエントリーしたいと思った

ここからの話が教員志望の方にとっては非常に重要です。教員志望の大学生はそもそも民間企業の就職活動に対する情熱が、民間企業しか志望していない大学生と比較して、低いです。そのため、自分から積極的に情報を収集するという作業がどうしても後手に回ってしまいます。そこで強くお勧めしたいのが、転職活動におけるエージェントのように、相手側からアプローチしてくれる企業を使うことです。

EduCon
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最初に紹介したいのはJOBTVです。情報収集においても情報発信においても、文字よりも動画の方が自分に合っているという方におすすめです。

JOBTVを利用する3つのメリットを紹介します。

200社を超える企業の採用説明資料を無料でPC・スマホでいつでもどこでも見放題!

自己PR動画を撮ってエントリーをすると、企業から直接オファーが来るというシステム!

オンラインで全てのプロセスが完結!

企業の情報を収集するためのサイトとしてJOBTVを紹介しましたが、動画でエントリーをすることも可能です。以下のリンクからJOBTVの公式サイトにアクセスできます。

大学生
大学生

動画を見て情報収集できるのは素晴らしいけど、動画をとって自己PRをするのは苦手だな。

そんな大学生にプロのアドバイザーによる支援が充実している4つのサイトを紹介します。いずれの会社も無料でサポートをしてくれます。この3社は教員採用試験の対策と就職活動を並行して実施しなければならない大学生に非常におすすめのサイトだと思います。

キャリアスタート

最初は、就活エージェントの「キャリアスタート」です。キャリアサービスの特徴は次の3点です。

自宅にいながらZoomや通話で全国どこからでも相談が可能です。

自分の学歴で良い会社に就職できるかどうか不安という悩みも聞いてくれます。

入社実績は2,000人以上です。

以下のリンクからキャリアスタートの公式サイトにアクセスできます。

JobSpring

続いては、就職エージェントサービス「JobSpring」です。JobSpringの特徴は次の3点です。

丁寧なカウンセリングを実施してくれます。教員以外の仕事の魅力に気づくことができるかもしれません。

企業を厳選した上で紹介をしてくれます。紹介してもらえる企業の目安は3〜4社です。紹介された企業に必ず応募しなくても良いので安心です。教員採用試験と並行して就職活動をする学生にとっては、挑戦する企業がある程度限られている方が良いと思います。

エントリーから入社に至るまでの過程を包括的にサポートしてくれます。

以下のリンクからJobSpringの公式サイトにアクセスできます。

登録後に、JobSpring(03-6261-5989)より電話があります。

キャリアチケット

3番目はキャリアチケットです。キャリアチケットの特徴は次の3点です。

キャリア形成や企業の採用活動に精通したプロが就職活動をすべて無料でサポートしてくれます。就活に関する情報の少ない教員志望の大学生にはピッタリです。

企業を厳選した上で紹介をしてくれます。

スカウト機能があります。

以下のリンクからキャリアチケットの公式サイトにアクセスできます。

キャリセン

最後は、相談から始まる就活支援サービス【キャリセン就活エージェント】です。

キャリセンの特徴は次の3点です。

6万人の学生と面談をしています。そして、1000社以上の紹介実績があります。

就職のプロが自身の考えを掘り下げてくれます。

無料相談の予約は30秒。登録から内定までは最短で1週間です。

キャリセンのサイトへは以下のリンクからアクセスできます。

教職課程で教育に関する勉強ばかりしてきたので自己PRに書くことがないと感じる大学生もいるかもしれません。

大学生
大学生

大学で勉強したことは教育に関することだけですし、バイトも家庭教師しかしていないので、企業にアピールすることがありません。

EduCon
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では、就活スクールを活用してみてはどうですか?

大学生
大学生

就活スクールとはなんですか

EduCon
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「市場ニーズ」に沿ったカリキュラムを無料で提供してくれる上に、キャリアカウンセリングなどの就活支援もしてくれるというサービスです。具体的には、「TECH-BASE Engineering」というサービスです。

TECH-BASE Engineering

TECH-BASE Engineeringの特徴は次の3点です。

市場価値が高い「IoT」「機械学習」「回路設計」分野に関して無料で学ぶことができます。

就活でアピール可能な経験を積むことができます。

インターン修了後に、キャリアカウンセリングなど、就活を成功させるための総合的な支援を実施してくれます。

TECH-BASE Engineeringのサイトへは以下のリンクからアクセスできます。

教職課程における勉強や教員採用試験の準備もあるので、民間企業一本で就活をしている大学生と同様に就活をする必要はありません。

EduCon
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エントリーをする前に、エントリーする企業数の上限を決めておくことをお勧めします。最大で10社が望ましいと思います。多くの企業にエントリーすると学校の教員になるための活動に費やす時間が削減されてしまいます。

まとめ

大学生
大学生

教職の勉強しながら、民間企業の就職活動を並行して実施するのは大変です。

EduCon
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並行して実施しようとするから大変なのだと思います。大学1・2年の時に教員試験の対策は全て実施しておき、覚えた内容を忘れないようにする努力だけを継続すれば良いと思います。そして、大学3・4年は、就職活動の方に力を入れてください。そんなの大変だよと思うかもしれません。それぐらいのことを大学生の時にやっておくと、仕事を始めてから楽になると思います!