英語での会話が続かないときの超具体的な対処法

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英語での会話が続かず、沈黙が続いてしまい、それに耐えれられない。

英会話を途切れずに続けられるようになりたい。

今回の記事は、そのような思いを抱いている方を対象とし、英語での会話が続かない原因を分析し、その原因毎に対策をお伝えしたいと思います。

まず、英語での会話が続かない原因を分析するにあたり、2つの視点を提示します。それは、

  1. 会話が続かない原因は、自分なのか相手なのかという視点
  2. 会話が続かない原因は、英語運用能力以外の要因なのかそれとも英語運用能力そのものなのかという視点

です。

前者の、自分か相手かという視点においては、今回は英語の会話を継続できない原因は自分にあるという点のみに着目して分析を進めていきます。もちろん、英会話が継続しない原因の半分以上が相手にある可能性があります。一方で、相手は会話を続けられるだけの能力をもっているのに、自分が原因で会話が続けられないという可能性もあります。一般的に相手を変えることは自分を変えることよりも難しいです。なので、会話を続けられるようになりたいという思いをより早く実現できる可能性がある自分側の弱点の克服に焦点を当てたいと思います。

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そこで、今回は、自分に関しての問題のみに限定した上で、後者の英語運用能力以外の要因及び英語運用能力そのものという要因に大別して、英語で会話を続けられない要因及びその解決策について言及していきます。

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英語運用能力以外が会話の継続を阻害している場合

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英語を用いてある人と会話が継続しなかった場合において、もし英語ではなく自分の母語を用いて会話ができたとしたら、その人との会話は続いたのでしょうか

この記事を読んでくださっている方の多くは母語が日本語の方だと思うので、英語ではなく日本語を使えたら、会話が継続できたのかという観点で、以下の「英語運用能力以外が会話の継続を阻害している場合」の分析を読んでいただけるとありがたいです。「会話の内容」と「会話の方法」に分けて分析していきます。

会話の内容に原因がある場合

会話の内容に関しては、知識の量と知識の質との双方に会話の継続を阻害する原因があります。

知識の量という観点で共通点がない場合

まずは、相手と自分との間で共通する話題がないことにより、会話が止まってしまう場合です。すなわち、相手が日本語で話してくれたとしても、相手が提示する話題に関して自分が全く知識を持っておらす、会話が継続しない場合です。この場合、どんなに英語運用能力が高くても会話は続きません。

私たち日本人が、英語圏で有名な全ての芸能人を全員知っている訳ではありません。また、アメリカで人気のあるアメリカンフットボールやアイスホッケーについての情報を逐一確認している日本人は決して多くはありません。そのため、相手が知っていて当然と考える知識と私たちが知っている知識との間には当然相違があります。結果として、多くの人が知っているだろうと思って相手が提示してくれた話題でも、全く会話が成立しないということが生じてます。

このような状況を避けるための対策は、会う予定の方の国でよく見られているウェブサイトを確認しておき、どのような話題が「一般的な話題」として認識されているのかを事前に把握しておくことです。具体的には、会う予定の方の出身国のYahooを確認しておくことです。特に、Politics、SportそしてEntertainmentに目を通しておくと、話題についていける可能性が高まると思います。

アメリカ https://us.yahoo.com/
イギリス https://uk.yahoo.com/
オーストラリア https://au.yahoo.com/
カナダ https://ca.yahoo.com/
ニュージーランド https://nz.yahoo.com/

他には、英語圏で有名な著名人が登場する動画を見ておくというのも対策になるでしょう。YouTubeで見ることができる73 QuestionsOpen Doorを活用してください。

相手のもつ知識の質が高すぎる場合

2点目は、仮に相手が日本語で話してくれたとしても、知識のレベルが高すぎて内容が全く理解できない場合です。例えば、先日京大の望月教授がABC理論を証明したというニュースがでていました。このABC理論の論文が正しいかどうかを判断できる人は全世界に十数人もいないそうです。ですから、相手がこのABC理論の話題に興味がありその話をするならば、聞き手である私達は一方的に話されることをただ音声として聞くことしかできません。話し手が話を止めたあと、私たちはその話題については何も話せません。なぜなら、内容が理解できないので、何を話してよいかわからなくなるからです。

私自身はヨーロッパのある国の方と夕飯を食べた時にこう聞かれました。
「日本の政権を担っている自由民主党はLiberal Democratic Partyだけど、今の日本政府がやっていることはLiberalでもDemocraticとも思えない。この齟齬が生じているのはどうしてなの。」
私は納得のいく回答をできませんでした。彼は大学院での専攻が政治学で、日本の政治についてとても興味をもっていました。もし、事前に彼の専攻がわかっていれば、多少は準備ができたかもしれません。しかし、突然でしたので彼の期待する回答することができずその話題はそこで終わってしまいました。

相手の知識の質に対応できるようにするために、会話をする人物が誰なのか事前に分かっているのならばその方のことを調べるとことが最良の対策になります。例えば、仕事をされている方ならばその方の仕事の内容について、学生ならばその方の専攻について調べておくと、相手の話を理解できる可能性が高まると思います。また、仕事や専攻について調べる過程で疑問に思ったことを質問としてメモをしておくと、会話の際にその質問メモが役に立つと思います。

会話の方法に原因がある場合

会話の内容については質的に量的にも理解できる範囲なのに会話が続かなくなってしまう場合には、会話の方法について検証します。具体的には、「自分の意見がないという場合」と「質問ができないという場合」に分けて検証します。

自分の意見がない

1点目の要因はその話題に対して自分が何の意見も持っていないことです。

例えば、NBAの話題になったとしましょう。NBAが30チームで構成されイースタンカンファレンスとウエスタンカンファレンスに分かれていることなど、NBAに関する基本的な知識は持っていると仮定します。

ここで相手から「好きな選手はだれ?」と聞かれたとします。世代によって答える選手は異なるでしょうが、コービー・ブライント選手とかマイケル・ジョーダン選手など何人か有名な選手の名前は浮かぶと思います。そこで、「マイケル・ジョーダン選手」と答えたとしましょう。次に聞かれるのは、おそらく「なぜ、マイケル・ジョーダン選手が好きなの?」です。自分自身の経験だと、ここのなぜでいったん会話がとまってしまうことが多いように思います。「有名だから。」では相手が納得する答えにはなりません。「尋常ではないジャンプ力を活かした、シュートフェイントからのダンクシュートが美しいからだ。」なら、納得してもらえる可能性は高まるでしょう。このことから、多様な話題に対して自分の意見を理由付きで用意しておかなければならないことが分かるかと思います。

対策としては、会う予定の人と話す際に、想像できうる全ての話題に対して、自分の意見とその理由を準備しておくことだと思います。英検や就職活動の面接に向けての準備をイメージしてもらえればよいと思います。

質問ができない

2点目の要因は質問ができないことです。質問には大きく分けて2種類あると思います。

1種類目は自身の理解が正しいかどうかを確認する質問です。これは、相手の話を理解できたと思ったら自分の言葉でそれを言い換えて相手に私の理解が正しいかどうかを確認するという作業のことです。この力を身につけるための対策としては、まずは日本語において語彙力を高めるということになると思います。方法としては、特定の分野を集中して学ぶという方法があります。例えば、マクロ経済に興味があるならば、マクロ経済に関連する本を5冊ぐらい読んで、同じような内容をどのように異なる語彙で表現するのかを学んでいくとよいと思います。

2種類目は、分からないことを明確にするための質問です。いわゆる5W1H的な質問です。5W1H とは、Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)です。こののような質問をできるようにするための対策としては、You Tubeのプレゼンテーションの動画をみながら、話者に自分が質問をするのなら何を質問するかということを考え、メモをとっていくことです。この際に5W1Hに関して明確化するための質問がメモされているかを確認します。このような練習をすることによって、実際の会話でも、話し手の話のうちどこが不明瞭かを認識し質問ができるようになり、結果として会話も続くようになります。最終的に、相手から得られる情報も多くなります。

英語運用能力以外の要因に関しては以上です。次は、英語運用能力について分析していきたいと思います。

英語運用能力が会話の継続を阻害している場合

英語運用能力という観点において会話が続かない要因は、リスニング力の不足スピーキング力の不足に大別されます。

リスニング力が不足している場合

リスニング力が不足しているかどうかは、次の2段階のプロセスの双方を確認してみてください。英会話とは別にリスニング問題で高得点が取れずに悩んでいる方は、「驚くほど効率的に英語のリスニング力を高める方法 ~1つの教材を徹底的に使い込む~」をご覧ください。今回紹介する2段階のプロセスの後のプロセスを紹介しています。

英語の音を聞き取れているかどうかを確認する

1段階目のプロセスは、問題文と設問の双方の英語の音を聞き取れているかを確認することです。言い換えれば、「レディゴー」と聞いてLet it go.と瞬時に認識できるかどうかを確認するということです。

日本で英語教育を受けてきた人の多くは、リスニング力よりもリーディング力の方が高いと思われるので、音声を文字化できるかどうかという方法で、英語の音声を正しく認識できているかどうかを確認してください。具体的な方法としては、英文を1回だけ聞き、その英文を聞いた通りに英文として紙に書けるかどうかという方法がよいと思います。いわゆるディクテーションです。ディクテーションをする際は、音声を1文もしくはある程度のかたまり毎に止めて実施して大丈夫です。

スティーブ・ジョブス氏の有名なスピーチ”Stay Hungry, Stay Foolish”を使って、最初の一文だけディクテーションをやってみましょう。紙と筆記用具を準備してください。

Steve Jobs' 2005 Stanford Commencement Address

スティーブジョブズ氏が拍手を受けて登場した後に、まずThank you.と言います。次の文章をディクテーションしてみしょう。

英語が苦手な方は、一文すべてのディクテーションではなく、この穴埋め問題をやってみてください。すぐ下に正解があるので見ないようにしてください。

I’m (          ) (      ) (        ) with you  today for your (                  ) from (          ) (        ) the finest universities in the world.

正解は、

I’m ( honored ) ( to  ) (  be ) with you  today for your ( commencement ) from ( one ) ( of ) the finest universities in the world.

です。

ネイティブが普通に話す音声を用いて、まずはこのディクテーションができるかどうかを確認してください。

文字化された英文の意味を瞬時に理解できるかを確認する

2段階目のプロセスは、文字化された英文の意味を瞬時に理解できるのかを確認することです。ここでは「瞬時に」がポイントになります。この「瞬時に」の重要性を認識できるかがポイントです。具体的には、英文に登場する単語や文法の意味が瞬時に分かるレベルに自分が到達しているのかどうかを確認してください。先ほどディクテーションした英文で試してみましょう。左の英語を見た瞬間に、「瞬時に」右の意味が浮かびますか。

I’m honored  to be 私は光栄に思う
with you みなさまと一緒で
today 今日
for your commencement みなさまの卒業式のために
from one of the finest universities 最高の大学の1つで
in the world. 世界における

返り読みをしたらアウトです。瞬時に分からなければ、リスニングの場合には意味を追えなくなります。2秒後に理解ができたでは間に合わないのです。野球にたとえてみます。打つべきタイミングから2秒ずれたらホームラン打てないですよね?常に芯でとらえ続けないとホームランが打てないのと同様に、瞬時に意味が分からなければ会話において相手の言いたいことを理解できないのです。もちろん、リスニング問題ではないので、聞き直すことはできます。しかし、何度も聞き直すというのは失礼なので、ある程度はリスニング力を高めておく必要があるでしょう。

スピーキング力が不足している場合

スピーキング力の不足は文法力と語彙力の双方に要因があると思います。

文法力が不足している

会話において必要な文法としては、日本の大学受験で要求されるような高度な文法は要求されません。イメージとしては、公立高校における高校生までに学習する文法がすべて使えるようになっていれば十分だと思います。具体的な参考書としては以下の2冊が完璧にできていれば、話すための文法としては十分だと思います。

語彙力が不足している

会話が継続しないことが語彙力に起因している場合、その要因としては、そもそも知っている単語が少ないということと場面に応じた表現を十分に習得できていないことの2つが考えられます。

前者のそもそも知っている単語が少ないということに関しては、自分がどのような会話をしたいかに応じて、基本的な単語を覚えれば大丈夫です。英検向けの単語集でもよいですし、TOEICやTOEFL向けの単語集でも大丈夫です。

後者の場面に応じた表現については、自分が英会話を続けたい場面を想像してください。その場面に近い場面がでてくる動画をみて、語彙を習得すると良いと思います。たとえば、ホームステイをするのならば、家庭が舞台となっている映画や動画をみると良いと思います。もし、学術的な会話を続けたいのならば、その会話に関連する動画や本を読んで、英語の表現を学んでおくという方法があります。例えば政治がすきなあらば、政治に関連する動画を徹底的にみたり、政治に関連する本を数冊読んだりするのはどうでしょうか。マイケルサンデルのJusticeのように、YouTubeでの講義も公開されており、かつその講義が書籍されているようなものをつかうと、学習しやすいと思います。

Justice: What's The Right Thing To Do? Episode 01 "THE MORAL SIDE OF MURDER"

 

そのような学習をすることで、「英語運用能力以外が会話の継続を阻害している場合」の対策で増強した日本語での知識の量を英語に置き替えていくことができます。英語運用能力がついてくれば、知識の量を増やす作業を日本語を介さずに英語だけでできるようになります。

まとめ

英会話を継続できない理由を英語力の不足と決めつけてしまうとのは危険だと思います。知識の量や質の違い、そして、会話の方法が、会話の継続性を阻害している可能性もあります。ぜひ細かく分析してみてください。